赤坂と暗渠
赤坂方面に行く機会があったので、せっかくなので時層地図をしげしげと・・・
赤坂のあたりは、古くから区画がほとんど変わっていない。
ここにだけ水路があるけど、なんだろう?
今は、鹿島建設のビルと別館の間の小道にあたります。
突然の暗渠感。
すごくすごく暗渠でした。車止め!赤坂にもこんなところが残っているんだなあ。
よく見たら高山さんがまとめていらっしゃいました。
赤坂新町下水というのか。名前まであるなんて。すごい。
…なんだかどこまでいっても先人たちが調べ尽くしている、東京…w
もうひとつ。
赤坂見附のあたり、外堀通りの一本裏のところが、変な道だなあと思っていて。
幅は狭いのにきちんと道があって、でも完全にビルが背をむけてしまっている、裏道。
ある日、地図をじろじろみていたら、この水路、この道だ…!と。
こんな風に道に刻みこまれた歴史が引き継がれていくの、すごいなあ。
何の水路なのだろうな〜ともぞもぞしていたら本田さんから完璧なお答えを頂いてしまいました(照)
@sakuraman__ 右側の池みたいなのが江戸初期、玉川上水が開通するまで上水利用していた赤坂溜池。その左の道路のところの水色の点線が玉川上水の埋樋、そしてその左の水路は赤坂大下水で、四谷の鮫河谷の鮫川から赤坂御所を経て愛宕で桜川となる川です。
— HONDA,So (@hondaso) 2016年12月2日
今度は赤坂大下水。
川の名を知るのはとてもたのしい。
まとめました。
そして、新町下水暗渠の先、ホテルインソムニア一階のウニール。すき。
カフェラテがおいしいです。珈琲も美味しいんだけど、フレンチプレスあんまり好きじゃないんだ。オイリーなのになんか薄くて、でも酸っぱい、みたいな。
ホテルのフロント?にあった、東京の空間人類学。びびっときたので衝動買いしました。
結構古い本なんですけどね、1年間地図を睨みながら脳内でこねくり回していたことをわかりやすく整理整頓してくれる感じでとてもたのしいです。都市を読むには歩きまくれ!っていうところもすきです
— シン・みじんこ (@sakuraman__) 2016年12月29日
東京の空間人類学 (ちくま学芸文庫) https://t.co/LW8jclqrhC
まだ途中なので機会があったらレビューします。