横須賀散策 1
横須賀は面白い。ということを知った。
フルコースである。防火帯、商店街、暗渠。わくわくが止まらない。
横須賀は、軍港であった。軍港であるということに尽きる。
リアス式海岸のつらなる丘陵地である横須賀が、急斜面に市街地が形成され、谷戸にまで宅地が入り込み、今も米兵の庭となっているのは、横須賀が軍港都市として栄えてきたからにほかならない。
そして現在、横須賀はその特性ゆえに、人口減少率全国上位を走っているとも言える。頑張れ。でもそもそも人の住むようなところではな(
さて、行ってみましょ。
JR横須賀駅〜ヴェルニー公園
JR横須賀線は、比較的早い時期に敷かれた路線である。軍港に物を運ばなくてはならなかったからである。というわけで、手前の北鎌倉駅はかつての円覚寺境内をぶった切っていて、反対側に池が取り残されている。紫陽花の季節、もし北鎌倉へ行ったら、是非明月院裏の、明月川暗渠の傍にある 石かわ珈琲 にも行ってほしい。
そして横須賀駅。使われていない一番ホームがあり、貨物用だったため階段がない。歴史の香り。隣町の田浦には、倉庫への引き込み線の廃線跡が走っているらしい。そちらも行ってみたいなあ。
基本的に、横須賀の中心は京急線・横須賀中央なので、こちら側には全く人がいない。ああ、うみ、うみ〜〜って感じ。
そこにあるのはヴェルニー公園。
ペリーが来て日本も強くならないと!というときに呼んできたフランスの技術者がヴェルニー。彼に因んで、フランス式らしい庭園が整備されている。バラが好きな人は良い季節にどうぞ。
門の跡があります。良い感じです。
ここから戦いに向かった軍艦もあったわけで、慰霊碑なんかもいくつか。
下の石板は文字が刮げられたまま。何が刻まれていたのだろうか。
つづく